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介護

ページをめくる私

主人がお盆休みでここのところ、ずっと家に居ます。
私はおばあちゃんの入院先に一日に一回は行き、食事の様子などを見ています。

今日の午前中、主人と今後のことについて話す時間がありました。

おばあちゃんのことは今まで、病人と思っては接していなかった。
普通に家族として当たり前の接し方をしてきて、介護という考えはなしで、お世話していました。
でも病人という存在になりつつある。
トイレもだんだんと手がかかるようになってきたし、声も耳を近づけないといけなくなってきている。
栄養状態の管理なんかも必要になってきたら、もう私は次の段階に入りつつあると思う。

そうなったら介護保険をどんどん使って、ヘルパーさんにやってもらおうと思っている。
じいちゃんの時のように、24時間看護婦生活はもう絶対に耐えられない。
デイケアも嫌がっているから今後も利用できないだろうし、
定期的にショートというのも、おばあちゃんがあれほど嫌がるので、私としても心苦しくなってしまう。
その我慢をおばあちゃんがしてくれないなら、家でプロの人にみてもらうことになるけど、
お金がかかってくる。
その辺を嫌がらずに分かって欲しいと思う。
おばあちゃんもせっかく貯めてきたお金を自分の快適生活のために使って欲しい。


他人の手を今まで以上に借りるのなら出入りも激しくなるし、
おばあちゃんの生活エリアと私たちのくつろぎエリアの共有をやめたいと思う。

うちの使い勝手の悪い対面式キッチンをリフォームして広々としたLDKにしたい。
いまはあくまでDKなのです。車椅子がくると狭いし、キッチンの動線も家族がぶつかることが多く
すごくストレスフルなのです。

ここをくつろぎの場と出来れば、訪問看護さんが来ても、なんていうかな、無防備でいられる。
夏休みに子どもがテレビを消してダイニングで我慢なんてこともなくなる。
その辺のとこ、分かって欲しい。
そうページはめくられたのよ。

と言いつつ、ページをめくっている私でした。。。。




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介護

おばあちゃん、結局入院してます

その後、何事も無くショートの日が…といいたいところですが、

ショートの日の早朝、トイレ介助のとき、おばあちゃんが痙攣のように体を震わせていて、体が熱い。
驚いて熱を測ると、38度7分!
どんどん熱は上がり、39度2分までになりました。


「ショートはキャンセル、次の日からの私の予定もすべてキャンセルだわ。
責任のあることを引き受けていたので、これは早い目に連絡しなくちゃ…」

頭の中はおばあちゃんのことと自分の明日からの段取りのことが渦巻き、
「なんでこのタイミング!?」
と恨みたくなる気持ちがむくむくとわきあがってきます。

「そういえば、おじいちゃんの時もこういう事あったな~…」

過去のことが出てきたらもう、私の精神状態は最悪に、、、、
ひとり何も手につかず、しばらくぼ~っとしました。
もちろん、アイスノン枕や脇氷を当てたり、尿を採るために無理にポータブルに座ってもらったり、
するべきことはしましたが、、、、、、

昼になり頼んでいた往診の先生が、来て下さり、尿を調べた結果
「尿路感染だから、入院の方がいいね」
との診断。
介護タクシーが見つからず、救急車でかかりつけの病院へいくが、音をひかえてくださっていたので
本人のおばあちゃんすら、救急車がきたことに気づかなかったらしい。

「じいちゃんのときは救急車を呼ばないでと義姉のしきりがあり、私が自分の車に乗せて運んだっけ…」

病棟の看護師長さんが、私の方をなにかと心配してくれ、
「明日から行くとこあるんなら、行ってきたら!」
と明るく言ってくださいました。

やれやれ。
この日の熱は昼からは上がることなく、落ち着き、私は入院荷物と自分の荷物を作りながら
明日、自分がどこにいることになるのか、わからないまま寝ました。

そうそう、寝る前に義姉に「今晩、何も無ければ私、行ってくるわ」と言うことができ、
まあ我ながら強くなったもんだと思いましたよ。

次の日の未明4時。
救急窓口から病棟に入りおばあちゃんと対面して、落ち着いていたので
「行ってくるね」と言うと
「行って来なさい、気をつけて」と送り出してくれました。

…かくして飛行機の翼に乗って、熊本へ。

「ページはめくられた」

飛行機が飛び立つとき、私の心の中に声が響きました。

おもえば昨日からあれよあれよという間に、事が起こり、今こうして安心して飛行機に乗ってる自分。
全部がタイミング良く運びました。

発熱がショートに行ってからだったら、、、、
病状がすぐに治まっていなかったら、、、、
病院が「付き添ってくれなくては困る」というところだったら、、、、
どうなっていたでしょう。


でもきっとこれからも大丈夫。


ページがめくられたんですもの。


そう思えるのが不思議です。



紅茶

Author:紅茶
子どもの自立、自律を目指し苦戦中(高2娘、中3息子あり)
介護は昨年7月に終わりを迎えました
読み聞かせのボランティア継続中
時には歌手
キリスト者
「紅茶さん」と呼ばれる。(^^)/

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