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日本

おばあちゃんの話 ④おばあちゃんの唱歌

おばあちゃんはパーキンソン氏病で、
最近、ちょっと口の回りが悪くなってきています。

訪問看護の方に相談してみると
言語療法士の方が来て下さり、お口のリハビリを教えてくださいました。

筋肉の運動などいろいろあって、
最後は…

「声が出にくいということは腹筋を使った呼吸がしにくくなっているということです。
そのために一番いいトレーニングは
歌を歌うことなんですよ~」

かくして「おぼろ月夜」を歌うことになったんです。

おばあちゃんの歌声は結婚してこのかた16年、聴いたこともない…

「さんはい!」

「なのは~なばたけ~に、おぼ~ろづきよ~~~」

「…」

…終わってしまった…はやっ!!
先生と、私と、当のおばあちゃんも爆笑…


「忘れてしもうてるね~。
あのね~このうたもいいけど、あかとんぼもいい。」

「じゃあ、あかとんぼにしましょうか」

「ゆうや~けこやけ~の~…」

この歌、意外と難しいのです。メロディーの抑揚がありすぎてお年寄りには難しい…
おばあちゃん、一節ですぐあきらめ、おしゃべりに…

「このうたにクワのみってでてくるでしょ。
クワのみ、昔よくつんで食べたのよ。苺のような大きさで紫色してるのよ。
見たことないでしょ、クワの木なんてこの辺にはないもんね。
お蚕さんの食べる木だから、昔はよく植わっていたんだけどね。
実を食べるための木ではないからね、熟すまで置いておくと木が弱るから
早めに摘んでしまうんだけどそれでもおいしかったんよ~。

それから15歳で嫁にいくなんてこともね、よくあったね~。
私のいとこは14歳だったね~。

ほんとにこの歌うたうと、そのまんま昔の生活を思い出すんよ。
ほんと、この歌詞のまんまよ~」

「へぇ~、ほ~」


今、おばあちゃんの部屋には
「おぼろ月夜」の歌詞が大きく書かれて貼ってあります。
娘に頼んで書いてもらいました。


「おぼろ月夜」

菜の花畑に入日うすれ
見渡す山のは かすみ深し
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し

里わのほかげも 森のいろも
田中の小道をたどる人も
かわずの鳴くねも 鐘の音も
さながらかすめる おぼろ月夜


おばあちゃんの歌ううたは、ちょっとね~メロディーが真っ直ぐなんだけど
いいとしましょう。

おばあちゃん、貴重な話
ありがとう。
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コメント

うふふ

そばさんって本当にお年寄りが好きなんですね。

大正生まれのおばあちゃんの話は
確かにとっても面白いですが、
さて、私が年取ったときに
そんな魅力的なおばあちゃんになれるかなぁ~~って
思います。

NoTitle

おはようございます
うちのばあちゃんも(姑)不思議な節回しで歌っていたなぁ・・
でも その節回しが 好きでした。
お年よりの話って 本当に 興味深いですよね
私もきくの 大好きです^^

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紅茶

Author:紅茶
子どもの自立、自律を目指し苦戦中(高2娘、中3息子あり)
介護は昨年7月に終わりを迎えました
読み聞かせのボランティア継続中
時には歌手
キリスト者
「紅茶さん」と呼ばれる。(^^)/

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